| 一年振りにヘッドを空けましたが困った状況がいっぱいでした。まず、りん青銅で作ってもらったはずの排気バルブガイドはがたがた、お陰でバルブのあたり面はべたあたりの3mm。ジーベンのピストンとシリンダーはカーボンのかみこみか、深さ1mm幅2mm長さ4mmくらいの傷が上下に10本くらいずつ。吸気のリセスにはバルブ打痕。MSDで7000にレブリミットを設定してあるにもかかわらずです。 チューンとしては、燃焼室、ピストンヘッド、バルブは鏡面加工しました。吸気ポートは滞留する部位がカーボン乗っていましたので、それが出ないよう整形のつもり。排気のガイドがたは、暫定的な対策として、モリブデンスプレーを厚塗り、バルブスプリングはモトビーンズのダブルスプリングにジュラ製のリテーナー。セット長はリテーナーの頭からヘッドのベースまで40mmありました。これがサージン具の原因でしょうか。ピストンセカンドリングはギャップレス、オイルリングは張力落として組み込みました。ピストン側面は全周にモリスプレーです。ヘッドの吸気シート周りはマスキングエリア減少のつもりで軽く削ってあります。結果はまず軽くなりました。圧縮測ってませんが、落ちているためもあるとおもいます。低速のトルクが高速につながる感じになりました。レースではスタート時フロント浮いてきますが、以前は街乗りではよくぴょこぴょこ浮いていましたが、それが少なくなったかんじです。上まで綺麗に回るようになりましたが、以前から出ていた温まってくると出るくしゃみでエンジンが止まるのは改善されませんでした。いい加減1年以上使っている、プラグが原因かも知れません。
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