Page 269 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼キャブレターについて 増川 03/11/23(日) 18:29 ┗Re:キャブレターについて 青ちゃん 03/11/23(日) 21:51 ┗Re:キャブレターについて 増川 03/11/23(日) 23:32 ┗Re:キャブレターについて 青ちゃん 03/11/23(日) 23:56 ┗Re:キャブレターについて 増川 03/11/24(月) 8:30 ─────────────────────────────────────── ■題名 : キャブレターについて ■名前 : 増川 ■日付 : 03/11/23(日) 18:29 -------------------------------------------------------------------------
初めてキャブレターを分解掃除しました。OBCのみなさまのデータを元に慎重に実施しましたが、どうしても理解できないことがありました。キャブの中にあるピストンはどのような働きをしているのか解りません。上下に移動するのですが負圧で勝手に動くのでしょうか?また、ピストン自体振動などで回転しないものなのか?機械工学の知識がまったくない私ですのでよろしくお願いします。 |
▼増川さん: >初めてキャブレターを分解掃除しました。OBCのみなさまのデータを元に慎重に実施しましたが、どうしても理解できないことがありました。キャブの中にあるピストンはどのような働きをしているのか解りません。上下に移動するのですが負圧で勝手に動くのでしょうか?また、ピストン自体振動などで回転しないものなのか?機械工学の知識がまったくない私ですのでよろしくお願いします。 BINGのキャブはコンスタント・バキューム(CV)型といって、国産バイクでも多く使われています(メーカーはケイヒン、ミクニ等)。 このキャブはデロルトやTMRとかの強制開閉型(スロットルを開けるとピストンが直接開きます、急激な開閉に追いつくために加速ポンプがついてますね、ないものもありますが)と違って、スロットルを開けるとキャブのバタフライバルブが開きます。スロットルを全開にすると、バタフライバルブも全開になります。このままだと混合気が薄くなってしまいますね。 それを防ぐために、キャブのピストンとインテークマニホールド側の間の負圧によって混合気がほぼ一定になるように調整されています。 経済性や環境にもやさしいんですね。 ピストンはゴム製のダイアフラムに固定されていて負圧の状態によって上下します。(ダイアフラムが破れたり、穴が開いたりするとピストンは動かなくなります) で、質問にあったピストンはぐるぐる回らないかとのことですが、ゴム製のダイアフラムに固定されていますので、回りませんよ。 ちょっと説明がよくなかったかな? |
▼青ちゃんさん: >▼増川さん: ド素人へのご返答ありがとうございます。 > >BINGのキャブはコンスタント・バキューム(CV)型といって、国産バイクでも多く使われています(メーカーはケイヒン、ミクニ等)。 > >このキャブはデロルトやTMRとかの強制開閉型(スロットルを開けるとピストンが直接開きます、急激な開閉に追いつくために加速ポンプがついてますね、ないものもありますが)と違って、スロットルを開けるとキャブのバタフライバルブが開きます。スロットルを全開にすると、バタフライバルブも全開になります。このままだと混合気が薄くなってしまいますね。 > それを防ぐために、キャブのピストンとインテークマニホールド側の間の負圧によって混合気がほぼ一定になるように調整されています。 >経済性や環境にもやさしいんですね。 >ピストンはゴム製のダイアフラムに固定されていて負圧の状態によって上下します。(ダイアフラムが破れたり、穴が開いたりするとピストンは動かなくなります) ということはアイドリング状態などではピストンはスプリングと重力(?)によって 落ちていますがスロットル状態で上下に移動するんでしょうね。 私は約500cc程度の吸い込み負圧であのピストンが動くことが不思議でたまりませんでした。 > で、質問にあったピストンはぐるぐる回らないかとのことですが、ゴム製のダイアフラムに固定されていますので、回りませんよ。 >ちょっと説明がよくなかったかな? 偏屈ものなのでいつも頭の中でイメージングをしてしまう癖がありましてキャブって偉いんだなぁーと関心してました。 |
▼増川さん: >偏屈ものなのでいつも頭の中でイメージングをしてしまう癖がありましてキャブって偉いんだなぁーと関心してました。 原理は 760 mmHg =1Kg/cm2・G(旧重力単位) 例えば負圧が100mmHgの場合 100 mmHg /760 mmHg =0.13Kg/cm2・G ダイアフラムの面積が10cm2あったとすると 0.13 Kg/cm2*10cm2=1.3Kgの力がダイアフラム(ピストン)を持ち上げようとします。これなら十分持ち上がりますよね。 ピストンについてるスプリングでもバランスをとってるわけです。 |
▼青ちゃんさん: >▼増川さん: >原理は >760 mmHg =1Kg/cm2・G(旧重力単位) >例えば負圧が100mmHgの場合 >100 mmHg /760 mmHg =0.13Kg/cm2・G >ダイアフラムの面積が10cm2あったとすると >0.13 Kg/cm2*10cm2=1.3Kgの力がダイアフラム(ピストン)を持ち上げようとします。これなら十分持ち上がりますよね。 > >ピストンについてるスプリングでもバランスをとってるわけです。 なるほど!さすが会長。 こんなに勉強したのは中学校以来です! |