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IGコントローラーとコイルが幾つか手に入ったので
オシロスコープを使い、動作状況を検証してみた。
1.走行中に不調を訴えたIGコントローラーを使用すると
点火後、有る程度の時間、コイルに直流成分が残る
事が有る。
2.コイルのコントローラーの組み合わせにより、動作波形は
かなり異なる。
3.添付の写真は、上が不良コントローラー、下が良好な
コントローラーである。
良好なコントローラーでは、点火後、速やかにコイルに
に流れる電圧は0Vとなっている。
不良のコントローラーでは、点火後、12Vがしばらく
コイルに掛かったままになっている。
以前、報告のあった、走行中に点火系を起因とする不調に
なる、であるとか、コイルが異常に発熱するなどの原因に
この直流成分が出てしまうと言う事が関係するのかも
しれない。
但し、今回の実験は、通電時間が5分以内であり、有る程度
走行後に起こると報告されているトラブルとは無関係である
可能性もある。
しかし、直流成分によりコイルが異常発熱を起し、その結果
コイル内で絶縁不良を起し、不調と成る事も考えられる。
次の機会に、机上でIGコントローラーとコイルを長時間動作
させ、どうなるか実験をして見る。
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