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路上整備に立ち会った一人ですが、個人的な意見を述べます。ハンドリング不良の要因はフロント部だけでなく、スイングアーム、エンジンの取り付け、リアショックの状態など複数の要因が重なって起こりますが、場所的時間的制約も有り、今回はステム部だけの調整をしました。
と言っても路上で分解整備する訳にもいかず、ををつかさんの言われているベアリングのプリロード調整をしました。これで私は試乗しましたが、重さは残るものの私的には許容範囲に収まりました。が、分解整備の必要は免れないでしょう。最低でもベアリングのグリス交換は必要だと感じました。グリスの劣化によるベアリングローラーの固着が考えられます。冬場でもあり、よりグリスが固まっていたのかもしれません。
同時にベアリング自体の劣化も考えられますので、ベアリングレースの打痕は必ずチェックしたい所です。また整備後の締め付けですが、規定トルクで締めても一発ではほとんど決まらないので、試乗を繰り返しながら2、3回の調整は必要だと思います。軽くても重くてもシミーや今回のようなハンドリングの原因になります。
また、ステムベアリングがあの状態なら、ホイールベアリングのグリスアップも実施したいところです。グリス切れで焼き付きなんてとても恐ろしいです。整備が済んだなら、皆でツーリングしたいですね。
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